契約後の追加工事による予算オーバーには注意しましょう
家づくりを行うときには、契約後の追加工事による予算オーバーが起きることで、金銭的な問題を抱えてしまう人も非常に多いと言えます。契約時に出してもらっている見積もりが最終的な価格だと勘違いしている人もいますが、その内容で家を建ててもらうことに決定した後に、追加費用が発生するケースも非常に多いです。納得した設計やデザインで家を建てる場合の見積もりを出してもらい、内容に納得できたら契約を締結することになります。しかし、契約後には必要に応じて手直しが行われ、その後に最終的な価格が決定することがあると知っておきましょう。
締結前に提案された契約内容に納得していたとしても、契約をした後に工事や設備の導入を追加したほうが良いと言われるケースもあります。また、契約後に自分たちが間取りを変更したいと思った場合、ドアや窓を追加したいと考えた場合にも追加費用が発生するので注意が必要です。最初は、コスト削減のために導入しないと決めていたものでも、契約後にやはり追加したいと考えるようになる可能性もあります。初めての家づくりであることが多いので、当初の予定と仕様を変更したいという希望が出やすく、それによって追加費用が発生することを理解しておきましょう。
追加工事の内容によってアップする費用は違ってきますが、設備をいくつも追加したりグレードアップを行ったりすると、300万円以上の追加費用が発生することもあります。見積もりを仕上げるまでの計画で費用を抑えていたとしても、最終的にオプションの追加が多くなると費用もかなり高くなる可能性があるので注意してください。予算オーバーが起こらないようにするためには、取り入れたいオプションがあるかどうかを事前によくチェックしておくことが大切です。早い段階で取り入れるオプションを決めておけば、その代わりに、他の設備の導入をやめたりグレードを下げたりすることもできるので、変更したい内容になるべく早く気づけるようにしておくと良いでしょう。
じっくり話し合って設計や見積もりを仕上げ、契約内容に納得したつもりで話を進めたとしても、契約後に追加工事を実施したい、実施したほうが良いという話になることは多いです。後からほしくなる可能性がある設備を削らないようにする、追加工事が発生するかもしれないと考えて初めから予算を低めに設定しておく、追加工事の上限金額を決めておくことなどの方法で対処することもできます。コスト削減をしていても追加工事で高い費用が必要になってしまうケースが多いことを理解し、この問題で困ることがないようにしておきましょう。